保育士として

ブラック保育園にいた話 5

以前書こうとして断念してしまった「ブラック保育園にいたときの話」を書いています。
ブラック保育園の撲滅を願って!

前回までのお話はこちら    

これから保育の道に進むあなたへ
夢壊れたし、怖いから「保育士なるのやーめた!」なんてどうか思わないでね。
そんな園ばかりではないし、もしももしも万が一そんな園に出会った時は逃げたらいいんだから。(戦ってもいいしね)
慢性的に睡眠不足だったことが原因で後に大変なことになった話・・・はさておき、今回は「お休み」のお話。

Black5 いつの間にか消費されていく有休

早い勤務のときに、朝園長先生に呼ばれることがあります。
呼ばれるのは、その日の子どもの人数がはっきりする頃です。

その日の子どもの人数にもよっては、午後の休みをもらえるのです。
(子どもの人数による。子どもの出席が少ない土曜日は多くの先生が半休となる。)


と最初は素直に喜んでいた私ですが・・・
この半休、とても厄介です。
なぜなら・・・

当然ですがこの半休が2回で1日休みと見なされ、有給休暇が消費されていくからです。
勝手に消費されないように断ればいいとお思いでしょうが・・・

こんな風に半休を断ることは禁止されていました。

初めて半休をもらうときに先輩保育士に厳しく断らないように言われたのです。
この半休を断ったことで、園長先生の機嫌を損ね、以来休みをもらい辛くなった先生がいるという話も聞かされました。

そして、半休をもらっても実際は定時で帰れることなんてほとんどありませんでした。
早い勤務の半休の退勤時間は、子どもたちが食事をしたり、食後の排泄や着替えをしたり、午睡の準備をしたりという最も忙しい時間と被るのです。

暗黙の了解と言いますか、無言の圧力と言いますか・・・
そんなこんなで帰れません。

保育以外にも、他の先生方の用事を聞くなど何やかんやしている内に

結局残業となるのです。
本来の早出の退勤時間に帰るような感じですね。

他の先生方の用事というのは、

買い出しを頼まれたり、作り物など持ち帰り仕事をいつもより多く持たされたり・・・。
結局のところ、

家での仕事時間が長くなるだけのことなのです。

Black6 自分の希望で休むのは苦労する

ちなみに園長先生の「半休取っていいわよ」の他にも「明日休んでいいわよ」というものがあります。
そんな感じで休みが決められていくのですが、時には自分の希望で休みたい日もあるわけです。(病院行きたいとかね)

そんなときは・・・

下手に出て、お伺いを立て、理由を添えてお願いしなければなりませんでした。
言い方次第では却下されたり、園長先生の機嫌を損ねたりするので慎重です。

「ご相談があるのですが・・・」という言い方はうまく行きやすいと先輩保育士に習って以来、私はその言い方を心掛けていました。
他にも主任先生や副園長先生に事前に相談し、応戦してもらうこともありました。

とは言っても有休はどんどん消費されてしまうので、こんな風に休みをもらうのは一年に1、2回くらいのものです。
ご家庭のある先生、お子さんのいる先生は必要な休みも多く、苦労されていたと思います。

休みをもらうためにはどんな事情で休みたいのかという理由の説明も大事だったので、ホワイトな園に転職し、

と教えられたときは、大層びっくりしました!!!

直接園長先生に、いかに休みが必要かをプレゼンしなくていいなんて!!!

①有給休暇の権利は、要件を満たせば、法律上当然に発生する権利あって、その取得に際して会社が取得理由(利用目的)を聞くことは、原則として認められない。
②会社は、時季変更権を行使する必要性の限りにおいて、取得理由(利用目的)を聞くことが認められる場合がある。
③上司が従業員による有給休暇の取得を妨害する目的、あるいは嫌がらせ目的で取得理由(利用目的)を執拗に聞き出すような行為は、パワーハラスメントに該当する可能性がある。

当時は知らなかったんですよね。
でも知っていてもどうしようもなかっただろうな〜と思います。

さて、ちょいちょいキーワードになっている「持ち帰りの仕事」
今回サラッと出したのですが、実はこの園、他の先生の仕事を持ち帰るシステムがあったんです。

へつづく>

 


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今後ともよろしくお願い致します。

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