以前書こうとして断念してしまった「ブラック保育園にいたときの話」を書いています。
ブラック保育園の撲滅を願って!
前回の話はこちら
夢壊れたし、怖いから「保育士なるのやーめた!」なんてどうか思わないでね。
そんな園ばかりではないし、もしももしも万が一そんな園に出会った時は逃げたらいいんだから。(戦ってもいいしね)
追記
この話は約20年前の認可保育園のお話です。
時、場所(自治体)、施設の種類(小規模とか企業主導型とか認可外とかね)が違えば事情は異なります。細菌検査の要否については各自治体でご確認下さいね。
Black1 入ってはいけない「アライ」
「給食食べたら洗いに入って!」と指示された私。
アライが何かわからなかったので(幼稚園は自園調理じゃなかったので調理室とかなかった)教えてもらうとそれは、
給食で使われた食器を洗う作業のことでした。
それは調理員の先生の仕事だと思っていたので、心の中はもやもや〜〜〜。
調理員の先生は決まった人数いたし、お誕生会などで食器を多く使ったなどでもないのです。なぜか毎日誰かが「洗い」に入るようになっていました。
ただ不満を抱えながら仕事をするのは楽しくないので、気持ちを切り替えて一生懸命することにしました。
ですが・・・
実はこれ、してはいけないことだったのです。
何がいけなかったのかわかりますか?
保育士のみなさんはピンと来たかもしれません・・・。
保育関係者ではない方の為に説明しますと・・・
調理室・調乳室に入る職員(調理をする、調乳をする職員)は、O157の検査を含んだ細菌検査を受けていなければならないのです!!
このO157の検査を含む細菌検査を、私は受けていなかったのです。
(正確に言うと、受けさせてもらっていない、のです。)
私だけではありません。
「洗い」には同期だった新人の先生たちや代替の先生方、時には事務の先生も入るのですが、みんなその細菌検査は受けていませんでした。
そして調乳室に至っては、職員の誰もが自由に出入りしていました。
さすがに調理や調乳は、その検査を受けている職員がしていましたが(当然ですけど!)
決められた検査を受けていない職員が調理室や調乳室に入るのは問題だったと思います。
転職し別の保育園(4園)で働きましたが、どの園もその辺りが厳密にされていて(当然ですけど!)、改めてブラック園のずさんさを怖く感じました。
細菌検査のこと
この当時、保育園で働く人は全員、細菌検査を受ける義務がありました。
毎月です。
保育実習生も細菌検査を受けてから実習に来ます。
この園、その普通の細菌検査でもブラックなことをしていたんです・・・。
<3へつづく>
ブラック保育園にいた体験を書くこと
嫌な思い出ばかりがあるわけではないんです。
私が一番長く勤めた園ですし、ブラックな部分も含めて学びを頂いた園です。
尊敬する先生も中にはいたし、好きな先生だっていました。(園長先生もね)
そう思ったら何だか書いてはいけない気になって、断念していたんです。
今も書きながらちょっとびびっている・・・苦笑
でも私が潜在保育士になったのは、紛れもなくこの園が原因です。
心身を病んで療養の身にもなりました。
私がYouTubeや個別相談などで「悩むなら転職を!」「病む前に転職を!」「保育の道を断つ前に転職を!」と訴えているのは、そんな自身の経験からなのです。
そんな背景をそっと頭の片隅において、次のお話も読んで頂けたら嬉しいです。