以前書こうとして断念してしまった「ブラック保育園にいたときの話」を書いています。
20年前の認可保育園での出来事です。
私の体験を話すことで、多くの人にブラックな保育園があることを知って欲しいと思っています。
もちろん、保育学生さんにも同様に知って欲しいと考えています。
それは不安を煽っているのではありません。
もしも万が一、「ブラックな園に就職してしまった場合は辞めてもいい」ということを知っていて欲しいのです。
耐えて耐えて、心身を疲弊し、保育の道を断つことにならないで欲しいんです。
クリーンで素晴らしい保育園はたくさんあります!
あなたを大事にしてくれる保育園はたくさんあります!
「間違えたんだな!」と思って辞めていいんです。
それは逃げではありません。
戦って、我慢して、耐えて、心身を病んで・・・
その挙げ句、潜在保育士になった私のようにならないで欲しいんです!!
Black21 お中元とお歳暮問題①
前回の記事にコメントたくさんありがとうございます。(お返事できなくてごめんなさい!)
中にはお中元お歳暮があって・・・という内容のものも見られましたね。
もちろんこの園にもありましたよ。お中元お歳暮。
ただ・・・「お中元お歳暮をする園はブラックです!」と言い切るのは早計な気もしますね。前回の記事と同様で、自分がしたくてするのか強制されてするのか、によって変わってくるもののような気も個人的にはします。(感覚が麻痺してるのかな?笑)
ですが、ホワイトでクリーンな園にいた時は、お中元もお歳暮も一切なかったということはお伝えしておきます!!!
さて、そのお中元お歳暮のこととなると忘れられないエピソードがありまして、今回はそんなお話を。
何かと新人が担当にさせられる園でしたが(買い出しとかね)、お中元お歳暮の担当は中堅の先生に決まっていました。
その他のブラック案件と違って、このお中元お歳暮は前職の幼稚園でも同じやり方でしていたので、特に抵抗もなく「そういうもの」だと思っていました。
担当は中堅の先生ですが、集金や買い出しは全て新人も一緒にさせてもらい「覚える」ように言われていました。
その年は、上の先生方の指示で、
ユニクロで購入することになったのです。
お題は「あたたかいもの」とのことでしたが、いざ選ぶとなると難しかったです。
先輩保育士の先生は悩んで悩んで、選んでいました。
一緒に行ってるのが新人保育士で(私の他にも二人いました。)、社会経験が浅く、一緒に選ぶというより「ただいるだけ」という感じで申し訳なかったことを覚えています。
そして翌日の午睡時間に保育士一同集まって、理事長先生と園長先生にお渡ししました。
お二人とも喜んでくれて、和やかに終わったかと思いきや・・・
その後のことです。
上の先生が血相を変えてやってきて・・・
それは目上の方に贈ってはいけないものだったのです。
園長先生は怒ると数日機嫌が悪く、原因となった先生をしばらく無視するのです。
先輩保育士の先生は泣いてしまいました。
ちなみに理事長先生と園長先生に贈ったのは、
厚手のアウターの他、ネックウォーマーや手袋、そしてヒートテックや靴下でした。
目上の方に下着を贈るのは失礼にあたるとのことで、ヒートテックと靴下が含まれていたことに大層お怒りだったわけです。
当時私は正直、もらっておいてそんなに怒らなくても・・・と思いました。
担当だった中堅の先生は私の指導をする先生で身近な存在でしたし、一生懸命選んでいる姿を見ていたので余計にそう感じたのです。
ただ怒るのではなくて、感謝しつつもこれはこうなんだよ、と教えてくれたらいいのに・・・と先輩と愚痴り合って終わりました。
このことがあって、それ以降のお中元お歳暮の購入は、副園長先生の担当になったのでした。
やれやれ、とお中元お歳暮話を終わりたいところですが、終われないのが「ブラック保育園」でして・・・
実はさらに贈らなければならない方がいたのです。
お中元お歳暮のお話はまだ続きます・・・。
<20へつづく>