以前書こうとして断念してしまった「ブラック保育園にいたときの話」を書いています。
20年前の認可保育園での出来事です。
私の体験を話すことで、多くの人にブラックな保育園があることを知って欲しいと思っています。
もちろん、保育学生さんにも同様に知って欲しいと考えています。
それは不安を煽っているのではありません。
もしも万が一、「ブラックな園に就職してしまった場合は辞めてもいい」ということを知っていて欲しいのです。
耐えて耐えて、心身を疲弊し、保育の道を断つことにならないで欲しいんです。
クリーンで素晴らしい保育園はたくさんあります!
あなたを大事にしてくれる保育園はたくさんあります!
「間違えたんだな!」と思って辞めていいんです。
それは逃げではありません。
戦って、我慢して、耐えて、心身を病んで・・・
その挙げ句、潜在保育士になった私のようにならないで欲しいんです!!
Black20 保育士の親が出向く行事
先輩保育士から後輩保育士へ申し送りされていく園の習慣で、腑に落ちないものは他にも色々ありました。
保育園に入った年の運動会直前。
先輩保育士に1年目の保育士が集められました。
聞けば、代々こうして新人保育士に伝達されているのです。
腑に落ちませんでしたが、先輩先生方もみんなしてきていることのようでしたし、同期との兼ね合いもあるので、ここは素直に両親に頼みました。
両親が「運動会見たい!!」という感じであっさり来てくれたので、ホッとしたのを覚えています。
そして無事に運動会が終わり、後日の反省会で、
私たち新人の両親が包んだ御祝儀は、ケーキとなっていたのでした。
もちろんケーキはとっても美味しかったのですが、「社会人なのに親が挨拶に出向く」「御祝儀を包むように!と伝達される」ということにもやもやしたのでした。
ちなみに先に勤めていた幼稚園でも教諭の親御さんが観に来るということはありましたが、強制されているものではありませんでした。来てもいいし、来なくてもいいという感じです。
そして、この保育園以降に勤めた園は、保育科のある学校(出身校)の系列の園で保育士の家族が出向いていくことはありませんでした。
その後に勤めた園は、公立寄りの大きなグループ園で、公立の名残りも強かった為か、そこもまたそういうことはありませんでした。
あなたの園はどうですか?
<19へつづく>