パパさんママさんへ

保育士からお願いしたいこと <持ち物編>

保育園にお子さんを預けているパパさんママさん。
お子さんの送迎も大変な中、毎日たくさんの荷物の用意をありがとうございます。
全てに記名が必要ですし、週末は特に洗濯が増えることもあると思いますが、保護者の皆様のご協力があるからこそ保育がスムーズに流れるのだと思います。

さて今回は、そういった園への持ち物に関する保育士からのお願いをまとめてみました。
毎日本当にお忙しいとは思うのですが、ちょっと気に掛けて用意をして頂けるとありがたいです。

パパさんママさんに保育士からおねがいしたいこと <持ち物編>

名前が消えていないか時々確認して下さい。


せっかく記名をして頂いても消えかかっていては意味を成しません。
マーカーで書かれた文字が消えていないか、名前シールの場合は剥がれていないかなど時々確認してみて下さい。

特にタオル地に直接マーカーで書いた字は、洗濯するほどわかりづらくなるので注意が必要です。
また、紙おむつ持参の場合は一枚一枚に記名をする園が多いと思います。大変な作業なので名前スタンプを使って記名する方もいるのですが、スタンプのインクが薄くなると名前が読めなくなります。スタンプを使っても構わないのでインクの補充に気をつけて下さい。

カビがはえたものは使うのをやめましょう。


布地に浮かんだ黒っぽい点々は、カビです。
園への持ち物のなかでカビのはえやすいものは・・・

エプロン(ビブ)、口拭きタオル、スタイです。
乳児さんの持ち物ですね。
そしてどれも口のまわりで使うものなんです。

カビのはえたものが口の近くにある・・・、衛生的に良くないことはわかると思います。
口の近くにあるだけではありません。使うのは乳児さんですから噛んだりしゃぶったり、実際に口に入ることだって十分あります。免疫力の弱い乳児さんが使うという点においても心配です。

実はこのカビのはえた持ち物を使い続ける方がとても多いのです。
「カビとわからなかった」という保護者もいましたし、「わかっていたけどもったいない」「新しいものを用意するのがめんどくさい」と言っていた保護者もいましたが、大切なお子さんのことを思って新しいものを用意して欲しいです。

ちなみに布にはえたカビを除去するのは専門家でないと難しいそうです。クリーニングに出してカビ取りを依頼するより新しいものを購入する方が安価で済みそうです。

マジックテープやひもは、外れたら付けてください。


食事の時に使うエプロンのマジックテープが外れていたら、そのエプロンは使えません。
後ろをゴムで止めたり洗濯バサミを使ったり何かしら対応はしますが(しない園もあるかもしれません)、それが毎日だと地味に困ります。

手拭き用のループ付きタオルも同じです。
フックに掛けるためのひも(ループ)が外れていたら掛けられませんよね?

子ども達はフックに掛けられた状態のタオルで手を拭きます。
年齢にもよりますが、掛けられていない状態のタオルで手を拭くのは難しいです。
また、きちんとフックに掛けていないことでタオルが床に何度も落ちてしまうことがあります。衛生的に良くないことはご理解頂けると思います。

大体でいいので、指定したサイズを用意して下さい。


「大きい分には問題ないでしょ〜」と思う方もいるようなのですが、午睡用の布団(不要の園もあります。)や午睡時に使うバスタオルなど大きすぎると困るものがあります。

イラストのように大人用の布団を持参する方は稀だと思いますが、午睡の時のバスタオルや水遊び後などに体を拭くタオルなど必要以上に大きいものを持参する方はいます。

寝具類であれば大きすぎることで場所を取りすぎてしまうことがあります。
タオル類は2歳児後半頃から自分で畳む練習をする園が多いと思いますが、大きすぎるとうまく畳めません。
また、帰る用意をする際にも荷物が必要以上に嵩張ってしまいます。

指定したサイズを絶対に守って!とは言いません。
ですが明らかに逸脱したサイズを持参しないように気をつけましょう。

洗濯して乾かしたものを持って来て下さい。


洗ったけどどうしても乾かなかった〜!!
それしかないから濡れたまま持って来た〜〜!!!

忙しいパパさんママさん、わかります、わかりますよ。
そんなこともありますよね。

でも万が一、そういう時は保育士に相談して欲しいです。
(園によりますが、乾きやすいところに置くなどして対応してくれると思います。)
「濡れてるけど仕方ない」とロッカーに入れられると、衛生面も心配ですし、わからないまま着てしまうお子さんもいます。

また、ごく稀に洗濯しないまま乾かして持参する方がいます。
臭いも出ますし、衛生面も気になります。何よりお子さんが可哀想です。
衣服やタオル類など清潔な状態で持参して下さい。

わかってるけど、どうしても洗濯するのがしんどい。
そんな日が続いている。
洗濯に限らず子どものお世話ができなくなってきた。
という場合、あなたが心配です。
園の先生でもいい。区役所でもいい。病院でもいい。
相談して下さい。助けを求めて下さい。自分で助けを求めることも大事です。

お弁当や水筒は必ず!帰ったら鞄から出して下さい。


鞄の中に昨日の分と今日の分、ふたつお弁当が入っていたら・・・
大人はきっとどちらが今日の分か判断できますが、子どもはどうでしょうか。
年齢や性格にもよるでしょうが、深く考えずにどちらかひとつをテーブルに出すかもしれません。

実際にあった話です。
3歳児さんでした。
主食だけをお弁当箱に詰めて持参する園です。(おかずは給食です。)

「いただきます」の時には、いつも子ども達のお弁当を確認します。
どれくらいの量が入っているか、食べられる量か、ふりかけなどかかっていないか(ふりかけ禁止だったので)をチェックするためです。

その子のお弁当を見たとき私は「ピラフを持って来てる!」と思いました。白ごはんのみってお願いしてるのに・・・と。
ちょっと遠目から見たんですね。
ところが近付いたとき思わず叫んでしまいました。

ぎゃああああ!!!!
それ食べちゃダメーーー!!!!

赤や緑に色付いたそれはピラフなんて素敵なものじゃない!!
赤や緑のカビだったんですから!!!!

月齢の幼いおっとりしたお子さんだったので、私が気が付かなかったら食べていたと思います。何度思い出してもゾッとします。
よくよく確認すると鞄の中にふたつのお弁当がありました。
・・・そんなこともあるんですよ。

帰宅したときに必ず鞄から出す!を徹底した方がいいと思います。
もしも持ち帰り忘れたときは保護者が持ち帰る、それが出来なければ保育士に前日の分を預けておく、などすると安心だと思います。(お弁当や水筒の持ち帰り忘れは、保育士が気が付けば園で軽く洗っていると思います。気が付かなかった場合が怖いですね。)

まとめ

いかがでしたか?

既に気を付けているパパさんママさん。
「ちょっと耳が痛い・・・」というパパさんママさん。
どちらのパパさんママさんも、お忙しいこと、お子さんの為に必死なことは重々わかっています。
責めているわけではありません。

ただほんの少し明日の用意をするときに参考にして頂けたら嬉しいです。

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