保育士として

自分の(園の)保育を評価する基準

自分の保育はこれでいいのか、自分の園の保育はどうなのか、気になることってありませんか?
新人時代の私は自分の保育を否定されることが多くて、いつもそんなことを考えていました。

今回はそんな新人時代のお話と私が自分の保育を評価する基準にしていることをシェアしたいと思います。

「私の保育、間違えてるの?」ともやもやした話

私は子どもたちと全力で遊ぶ(関わる)、そんな保育が好きです。

子どもたちと一緒に園庭を走り回ったり、泥だらけになったり。
子どもたちにとって遊びは学び。
同じ目線で過ごすことで一人一人の学びにも向き合え、寄り添えていると思っています。

今は自信を持ってそう言えますが、新人時代(正確に言うと保育歴2年目)の私は自信を無くしていました。

子どもたちと遊びたい!
そう思って遊びはするもののこの日はちょっとビクビク。
心ここにあらず、子どもたちとの遊びに集中出来ない・・・。

と言うのも、

子どもたちと遊んではいけない!
主任先生にそう怒られたのです。

保育士は子どもが遊んでいても一緒に遊ばず、怪我のないようじっと監視していること!
主任先生の考える子どものための保育はそういうものでした。
園庭にある大きなアスレチックも同じ理由で使ってはいけませんでした。(もはやただの飾り)

怪我のないように努める、それはわかります。
私も子どもたちと全力で遊ぶとは言え、常に子どもたち全体を見て気を付けています。
でもそれではダメだというのです。

子どもたちと遊ぶってそんなにいけないことだっけ?

先輩保育士だけに評価を委ねない

実習園の先生方が子どもたちと楽しそうに走り回っていたこと、「子どもたちと元気によく遊ぶ姿が素晴らしい!」そう評価されて就職した前の在職幼稚園のことを思い浮かべました。
実習園の先生方、前園の先生方の保育も間違っていると言うのだろうか。
大きな目をキラキラさせて「うめ先生、今日は鬼ごっこにしよう!」そんな提案をしてくる子どもたちをがっかりさせることが正しいのだろうか。



悩んで考えた結果、先輩保育士の教えてくれることであっても正しいとは限らないんだと思うようになりました。
園の方針に従うことや先輩保育士の指示に従うことは大事ですが、「園の決まりだから」「先輩保育士がそう言ったから」と考えることを放棄してはいけませんね。
一番大切なのは「子ども」なんですから。

自分の(園の)保育を評価する基準

一番大切なのは「子ども」
そんな当たり前な、でもとても重要なことを思い出してからは自分の保育への評価を先輩保育士だけに委ねず、自分でもしっかり見つめるようになりました。

この頃から私は自分の保育を評価する簡単な基準をつくっていて、保育計画を立てるときも保育中も、保護者対応中も常に意識するようにしていました。
その基準とは、

自分が親の立場になったとき、この先生(自分)に我が子を預けたいか。

です。
まだ母になる前から、それを基準にして自分の保育を評価するようにしていました。
「こんな保育をしている先生に我が子を預けたいかな?」と考えるのです。

そして自分の保育だけではありません。
自分の在職する園の保育を評価する時にも同じようにしていました。
「私はこの園に我が子を預けたいかな?」

在職しているのですから園の方針に従って働くのは当然ですが、間違えた保育が行われている場合や子どもの人権が守られていない場合は従うわけにはいきません。

我が子を預けたいと思える先生。
我が子を預けたいと思える園。
そこに自分の保育の理想があるのだと感じています。

本来、基準とすべきもの

とは言っても、保育士が一番基準にすべきものは保育所保育指針です。
(幼稚園教諭は幼稚園教育要領ね)

自分の保育に迷う、園の保育に疑問を感じる、といった「確かめたい」ときだけでなく、いつでも読み返して勉強し直す習慣をつくると良いと思います。

大型書店の保育書籍コーナーに行くと、保育所保育指針の解説付書籍がたくさん置いてあります。種類が豊富なので自分に合うものを手に取るといいですね。漫画になっているものもありましたよ。(ビックリ!)

さいごに

「私の保育、これでいいのかな?」
そんな風に悩む先生は少なくないと思います。

私のように先輩保育士との保育観の違いに戸惑う先生もいるでしょう。
保育中の子どもたちの様子から自信をなくす先生もいるかもしれません。

子ども一人一人を導き育む仕事。
人さまの大切な宝である子どもを預かる仕事。
責任はとても大きく重いです。

悩みがあって当たり前。
悩みが尽きなくて当たり前。

でも!
だからこそ時々ちょっと立ち止まって、
「私だったら私に安心して預けられるかな?」
そう自分に問うことは意味のあることではないでしょうか?

あなたは、あなたにあなたの大切なお子さんを託せますか?