「ピアノが弾けないと保育士にはなれないんですよね?」
と聞かれる程、保育士とピアノの結び付きは深いと思われています。
うめ先生の個別相談でも
「ピアノ弾けないので保育士は諦めるべきですか?」
「ピアノが上達せず、辛いです。」
というピアノに関連したご相談は多いのです。
でもそんなあなたに朗報です!
私自身、決してピアノの得意な学生ではありませんでした。
保育科のピアノの授業は落第ギリギリで、担当講師の先生のご自宅にまで呼ばれて補講レッスンをされた程…。
そんな私も保育士(幼稚園教諭)にはなれましたし、ついでに言うと在職中は卒園式などの大切な行事でピアノを任されるくらい「ピアノの上手な先生」になれたのです。
一体どうして、どうやって、そこまで上達することができたのか。
このシリーズが、ピアノに悩むみなさんのヒントになったら幸いです。
(ピアノの得意な先生は、これをヒントにピアノ苦手な先生を導いてあげてくださいね♪)
ピアノとの出会い①
初めてのピアノ教室
初めてピアノ教室に行ったのは、5歳の時でした。
私がピアノを習いたいと言ったわけではありません。
母が習わせたかったのです。
先生がいきなりそう言ったので・・・
保育園のお友達に教えてもらった「ねこふんじゃった」を弾きました。
私が弾ける唯一の曲でした。
すると先生は感動して、
たくさん誉めてくれました。
そして(半ば強引に)発表会に私を出すことに決めると、すぐに選曲!
2曲の楽譜をくれたのでした。
帰宅後、母が楽譜を厚紙に貼って可愛くしてくれました。
そして・・・
先生も先生ですが、母も母です。(苦笑)
母の為に事情を少し説明すると…
この頃うちは、母子家庭となり祖父の家に身を寄せたばかりでした。
弟は赤ちゃん。
弟の世話に、祖父宅の家事、仕事もあります。
ゆっくり私の練習に付き合う余裕はなかったと思います。
とは言え…、
ドレミもわからなかった私は、
ただ、ピアノの前に座るほかありませんでした…。
<2へつづく>