保育士として

ブラック保育園にいた話38 とうまくん編⑥

以前書こうとして断念してしまった「ブラック保育園にいたときの話」を書いています。
20年前の認可保育園での出来事です。

前回のお話はこちら  37
最初から読む場合はこちら   

*はじめに*

私の体験を話すことで、多くの人にブラックな保育園があることを知って欲しいと思っています。

もちろん、保育学生さんにも同様に知って欲しいと考えています。
それは不安を煽っているのではありません。
もしも万が一、「ブラックな園に就職してしまった場合は辞めてもいい」ということを知っていて欲しいのです。

耐えて耐えて、心身を疲弊し、保育の道を断つことにならないで欲しいんです。
クリーンで素晴らしい保育園はたくさんあります!
あなたを大事にしてくれる保育園はたくさんあります!
「間違えたんだな!」と思って辞めていいんです。
それは逃げではありません。

戦って、我慢して、耐えて、心身を病んで・・・
その挙げ句、潜在保育士になった私のようにならないで欲しいんです!!

早出勤務での話

主任のひとこと

いつも早く登園しているとうまくんを見て、
主任がひとこと。

なんでいるの?
なんで来ているの?

という言葉を方言で、子ども本人に直接言うのです。
これはいつもとうまくんに限らず、

いつもより早く(あるいはいつもは欠席なのに)
登園して来ている子どもは言われます。

その言葉を投げかけられても、

平気な子どもはいますが・・・

明らかに萎縮している子どももいるのです。
横からのフォローはあまり効果がなく…

傷付いた子どもを見ると、

主任も、理事長と同じことをしているように私には思えて・・・

朝必死にとうまくんを隠し続けたのは、とうまくんを傷つけないためなのに・・・

39へつづく>

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